塗装用語辞典【た~と】
塗り替え工事で使われる言葉や塗料などの性能表に記載されている専門用語などを解説します。外壁の塗り替え工事などを依頼したり調べている際に普段、聞き慣れない専門的な用語を目にすることもあるかと思います。説明の意味を理解しているだけでも業者とのトラブル回避に繋がります。
塗装用語【た】
ターペン
弱溶剤系の原料として樹木の樹脂から抽出されていたものが"テルペン油"で、このテルペンが「ターペン」に変化しました。ターペン(テルペン油)は弱溶剤系の塗料や希釈などに用いられる塗料用シンナーなどに使用されています。
現在では、生産効率やコストなどを考えて樹木からではなく石油から精製して製造されます。ラッカーシンナーなどの強溶剤系に比べて、刺激臭が少なく塗装をを行う下地への影響も少ないです。強溶剤系に比べると密着力が弱く剥離(剥がれやすい)し易いですが、最近では技術向上により良い製品が開発されてきています。
弾 性
外部から物体に力を加えてから放すと、元の形状に戻ろうとする性質を「弾性変形」と呼びます。柔軟性のあるゴムやカーボンなどを曲げて元に戻る特性が「弾性」になります。
塗装に使用する「弾性塗料」や「微弾性塗料」は、塗装後の塗膜にゴムの様な弾力性を持たせることができます。塗装を施した外壁に弾性を持たせると、塗膜に伸縮性があるためクラック(亀裂)の発生を防いだり、小さいヒビ割れ程度なら覆い隠して補ってくれます。
外壁塗装の下塗りに微弾性フィラーを使用するのはそのためです。
塗装用語【ち】
塗装用語【と】
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