塗装用語辞典【か~こ】
塗り替え工事で使われる言葉や塗料などの性能表に記載されている専門用語などを解説します。外壁の塗り替え工事などを依頼したり調べている際に普段、聞き慣れない専門的な用語を目にすることもあるかと思います。説明の意味を理解しているだけでも業者とのトラブル回避に繋がります。
塗装用語【か】
可撓性(かとうせい)
可撓性(かとうせい)とは、物体自体に柔軟性がある状態で、曲げることができる性質をいいます。曲げても折れることがなく元の形状に戻れる柔軟性のある物質です。
「撓」は「たわむ」という意味があり、弾性変形に似ていますが、そこまでの反発力は無く「微弾性」とも呼ばれます。塗料にこの性質があると地震などの外部刺激が加わっても外壁が破損しないで済みます。
塗料でも「微弾性」の性質を利用したものがあり、日本ペイントの「アンダーフィラー弾性エクセル」もその一つです。
塗装用語【き】
塗装用語【く】
クラック
クラックとは「裂け目」「割れ目」「亀裂」のことを呼び、塗装でのクラックは外壁や塀などに亀裂が入ってしまった状態になります。
外壁にクラックが入ると亀裂の隙間から雨水が浸入することによる雨漏りを起こす原因に繋がります。補修には亀裂部分にシーリング材などを使用して塞ぎます。クラックが住宅の下地まで及ぶ"構造クラック"の場合は、大規模修繕を行わなくてはならなくなります。
塗装用語【け】
塗装用語【こ】
高圧洗浄
高圧水発生装置で圧力の高い水をノズルから噴射して、外壁や屋根などに付着した汚れや苔等を水圧で洗い流す洗浄方法です。外壁塗装では住宅の塗装前に外壁や屋根を高圧洗浄してから塗装作業を実施します。
金属部の表面にあるサビなどは高圧洗浄では落としきれないので"ケレン"を行います。単純に圧力の高い水を吹き付ければキレイにできるというわけではなく、下地の状態や素材に注意して水圧を調整しなければ塗装面を傷める原因になります。
水以外にも薬品を使った「バイオ洗浄」という洗浄方法もありますが効果はそれほど期待できません。逆に薬品で外壁が侵されるなどデメリットの方が多いです。
構造クラック
住宅の基礎自体に影響を及ぼすほどの深刻な亀裂のことを「構造クラック」と呼びます。原因として、主に施工時の不良など工事欠陥による基礎内部により生じることが多いです。
表面に生じる"ヘアクラック"と比べ、構造クラックはすぐにでも補修が必要な亀裂です。基準として"幅0.3mm以上深さ5mm以上の亀裂"が発生している場合には注意が必要です。この場合、早急の補修が必要となり、そのまま放置しておくと、地震などの外部からの衝撃で外壁や基礎自体が崩壊する恐れもあります。
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