塗装用語辞典【は~ほ】
塗り替え工事で使われる言葉や塗料などの性能表に記載されている専門用語などを解説します。外壁の塗り替え工事などを依頼したり調べている際に普段、聞き慣れない専門的な用語を目にすることもあるかと思います。説明の意味を理解しているだけでも業者とのトラブル回避に繋がります。
塗装用語【は】
剥離(はくり)
塗装やコーティングが施された外壁などの部位表面の塗膜等の素材を意図的に剥がしたり、劣化の進行でその表面素材が剥がれてしまうことを「剥離(はくり)」と呼びます。
外壁塗装において意図的に塗装面の素材を剥がす場合というのは、外壁に塗膜剥がれが発生してしまった際に塗膜の剥離を行います。この状態で剥離を行わずに塗装を施しても、劣化した旧塗膜と共に塗装した塗膜が剥がれてしまいます。塗料が密着してくれる場合もありますが、塗装不良の原因にも繋がります。
剥離を行う方法としては、剥離剤などを使用する「化学的方法」、サンダーやスクレーパーなどで削る「物理的方法」、高温のヒートガンなどで加熱して剥がす「熱的方法」など、その剥離を行う部分や状況により使い分けます。
塗装用語【ふ】
フィラー
外壁塗装で使用されるフィラーとは、「filler(埋め物、充填材)」が由来となっている下地材のことです。外壁の凹凸を整える「目埋め」をして下地調整を行います。
シーラーとフィラーの特徴を兼ね備えた、微弾性フィラーという下地材もあり、"凹凸を整える効果"と上塗り塗料との"繋ぎ効果"を併せ持つ下地材になっています。
ブリード
外壁塗装を行う際にブリード現象というものが起きる場合があります。元々、Bleed(ブリード)とは「流れ出る」や「染み出す」という意味があります。
ブリード現象とは、外壁の修繕などに使用したシーリング材に含まれる「可塑剤」が塗膜表面に染み出して、塗膜の成分を変質させて表面をベトつかせた状態にしてしまう現象です。この状態のままにしておくと、排気ガスや雨水の汚れが外壁に付着しやすくなります。化学物質の影響で外壁自体を劣化させる原因にも繋がります。
ブリード現象の対策として、「ブリードオフプライマー」の塗布やノンブリードタイプのシーリング材を使用するなどがあります。
塗装用語【へ】
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