 塗 替 え 工 事 前 |
埼玉県 飯能市 築１２年 ４６坪の住宅です。 ベーベル構造の外壁で｢ヘーベルハウス｣と呼ばれる住宅で、 石材調の塗装が施されています。 サイディング同様にヘーベル同士にも継ぎ目があり、 その継ぎ目に施されたシーリングに"汚 染"が見られます。 これは｢ブリード現象｣が原因で、 外壁が汚れるだけでなく、外壁自体を痛める原因に繋がります。 汚染箇所へブリード現象対策を施します。 |
|
 塗 替 え 工 事 後 |
外壁自体にはチョーキング(白亜化)と呼ばれる、 "白い粉状の物"が浮き出てくる現象が起きています。 塗替え時期の経過により塗膜が"変 質"を起こしているためです。 この状態だと塗膜を剥離してから塗装を行わなくてはいけません。 変色、艶引けも見られる状態です。 外壁の補修を行ってから塗装を施します。 フッ素塗料での４回重ね塗りを行います。 |
|
|
［ヘーベル外壁塗装］ ４ 回 塗 り |
||
 ラフトン逆プライマーの塗布 |
まず高圧洗浄で外壁の汚れを洗い流します。 外壁塗装前にシーリングの汚染に対する｢ブリード現象対策｣を行います。 ブリード現象はシーリング材に含まれる"可塑剤"が、 １～２年程掛けて徐々に塗膜表面に染み出てくる現象です。 染み出てきた可塑剤は塗膜と化学反応を起こして"変 質"させ、 外壁表面を"ベトついた状態"にします。 排気ガスや雨水等の汚れが付着しやすくなり、 美観を損なうだけでなく、外壁自体を痛める事に繋がります。 ｢ラフトン逆プライマー｣を塗布する事で防止できます。 |
|
 下 塗 り：ウルトラシーラーⅢ |
 中 塗 り：微弾性フィラー |
 上 塗 り：クリーンマイルドフッソ |
|
ブリード現象対策後に、 外壁塗膜を剥離して塗装へ移ります。 下塗りで｢ウルトラシーラーⅢ｣ を１回塗ります。 下地へ上塗り塗料の定着を良くする "繋ぎ効果"のある下地材です。 |
中塗りで｢微弾性フィラー｣ を１回塗ります。 下地の"凹凸を整える効果"と、 "繋ぎ効果"を併せ持つ下地材です。 |
上塗りで｢クリーンマイルドフッソ｣ を２回塗ります。 現在最も耐久性の高いフッ素塗料で シリコン系より長持ちします。 計４回塗りでの塗装でした。 |
|
［そ の 他 部 分 の 塗 装］ 螺 旋 階 段 の 塗 装 |
||
 錆 止 め 塗 装 の 様 子 |
 錆 止 め 塗 装 後 |
 仕上げ塗装：ファインウレタンU100 |
|
屋上へ繋がる螺旋階段の塗装です。 塗装が劣化により剥がれていたり、 腐食で錆が出ている箇所があります。 塗装前に階段にケレンを行って、 劣化塗膜、錆共に落とします。 |
下塗りで｢錆止め塗料｣を塗ります。 ｢ハイポンファインプライマーⅡ｣ で錆止め塗装を行っています。 褐色に見えるのが錆止めです。 |
錆止め塗料が乾燥したら上塗りです。 ｢ファインウレタンU100｣ を１回塗ります。 これで螺旋階段の塗装は完了です。 |
|
［ベランダ床防水塗装］ ３ 回 塗 り |
||
 ベランダの防水塗装の様子 |
 ベ ラ ン ダ 防 水 塗 装 後 |
 使 用 し た 塗 料 |
|
ベランダ床と屋上部分には、 防水塗装を施します。 高圧洗浄で汚れを洗い流します。 下塗りで｢塗替えプライマー｣ を１回塗ります。 下地と上塗り塗料との"繋ぎ効果" のある下地材です。 |
上塗りで｢弾性トップ１４｣を １回塗ります。 これで防水塗装工事が完了です。 |
塗り替え時期の経過による、 外壁劣化が良くわかる住宅でした。 早めの塗替えで工事費を抑えられます。 今回の塗替え工事は以上です。 |
|
|||
| 工事費総額 １，２７０，０００円 |
